雑貨・書籍

プレゼントに最適!しかけ絵本専門店

書籍が中々売れない2006年、
仕掛け絵本の営業を務めていた嵐田康平氏が定年を前にオープンしたのが仕掛け絵本の専門店「メッゲンドルファー」です。
店名となっている「メッゲンドルファー」は、およそ150年前に仕掛け絵本作家として活躍したドイツ出身のロタール・メッゲンドルファー氏の名前から名づけられました。
“仕掛け絵本の父”とも呼ばれ、世界中から尊敬されている仕掛け絵本作家です。
代表的な作品は、復刻版「インターナショナル・サーカス」(1,771円税別)。
その中には日本の曲芸師も描かれています。

「メッゲンドルファー」の店内には、赤ちゃんから大人まで楽しめる仕掛け絵本が700種類以上取りそろえられています。
オーナーの嵐田晴代氏は、仕掛け絵本の魅力を赤ちゃんから教えられてといいます。
その作品が作家ディビッド・A・カーター氏の「ぴんぴかりんのしゃれたやつ」3080円(税別)シリーズ。
「小学生から大人が見ても楽しめる作品なんですけど、泣いている赤ちゃんに見せたら、突然泣き止んで、じっと見つめて手足をばたつかせて喜ぶんです。」
その様子を見ていた晴代氏は「仕掛け絵本が持つ力は、理屈じゃないんだな。」と実感したそうです。
仕掛け絵本の営業をしていた嵐田康平氏にも、忘れられない作品があるといいます。
その作品が「おばけやしき」3,000円(税別)。
「通常、仕掛け絵本というと『わ~』と飛び出てくる仕掛けが、2パターン、3パターンぐらい入っているぐらいなんですけど、この「おばけやしき」は各ページにいろんな仕掛けがあって、いろんなアイデアでお化け屋敷を表現しているんです。」
特に最後のページは、皆さんにも見てほしいといいます。
「今は音のなる仕掛け絵本はたくさん出ていますけど、この「おばけやしき」は紙で音を出しているんです。紙がのこぎりのようになっていて、そこに紙が当たって「ガリガリガリ」という木を切っているような音でおばけやしきを表現しているのは斬新でしたね。」
この「おばけやしき」は、年に1度、優れた絵本画家に贈られる権威ある賞・ケイト・グリーナウェイ賞を初めて仕掛け絵本で受賞した作品となりました。
オーナーの晴代氏は「もっとたくさんの人に仕掛け絵本の魅力を知ってもらい、長くこのお店を続けていきたいと思います。」

店舗情報

住所 鎌倉市由比ガ浜2-9-61
電話番号 0467-22-0675
ホームページ https://www.meggendorfer.jp
営業時間 10:00〜18:00
定休日 水曜日
アクセス JR横須賀線・湘南新宿ライン鎌倉駅(東口)より徒歩7分
支払い方法 現金・クレジットカード

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